青少年起業体験プログラム
記事紹介 (3)
小中学生が起業体験 阿南で活動始まる
子供たちが起業体験をする「ジュニアベンチャープログラムin阿南」 (全国ボランティアフェスティバル阿南ブロック実行委員会主催)が27日、 阿南市内で始まった。43人が7グループに分かれ、それぞれ事業計画を決定。 定款や登記簿を作成し、模擬法務局に届け出て”会社”を設立した。 今後、約1ヵ月間準備をして、9月24日に”開業”する。
参加したのは阿南市や那賀郡那賀川、羽ノ浦両町の小学生15人、中学生27人、 高校生1人。同市富岡町北通のひまわり会館に集合し、同プログラムを企画した 投資事業組合「日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)」 (東京都文京区、村口和孝代表)の担当者から説明を受けた後、48人のグループに分かれた。
各グループは、社長や会社名を決め、投資家として参加した徳島大学の学生や社会人9人 (1グループ1、2人)の指導を受けながら、どのような事業を行うか検討。 焼きそばやラーメン、クレープをつくり販売するなどの事業内容を決め、仕入額や売り上げ目標額、 収支予想を立てた。参加者は1人1000円の出資金を出し合い、足りない分は投資家からの投資や 模擬銀行から融資を受けた。
各グループは材料を購入するなどして準備。24日は市民会館前駐車場で開かれる ボランティアフェスティバル阿南ブロックの「ふれあい広場」の一角で営業。 収益は参加者や投資者に跳ね返る。 このプログラムは、販売体験だけでなく、実際に現金を使い利益を追求することで、 会社をつくる楽しさや経済の仕組み、利益を得る際の苦労や喜びを子供たちに肌で感じてもらうのが狙い。
徳島新聞 (2000年8月28日)
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